「任せておけば、あとは、子供が上手くやるだろう」は間違い。
相続でもめるのは、財産の分割が多い。
しかし、意外に見落とされているのが介護。
亡くなったら、遺産分割でもめるとしたら、どこをもめるか?
もちろん、普通に家や土地、預金の分け方。
ただ、それを決める時に、どうやって公平に分けるか?
何が、「公平」なのかということです。
親は、直前には、介護や認知症になっていることが多い。
介護の平均期間は、約5年。時には、10年。
費用も、平均500万円。それ以上も。
手間暇がかかり、休みなし、精神的にも疲れ、時間や費用だけの問題ではすまない。
介護離職になれば、もっと被害甚大になる。
このような介護の苦労は、一緒に暮らしていなければ、ほとんど見えない。
他の兄弟や親族には伝わらない。
そんな状態で、遺産分割で「遺産を兄弟で公平に分けましょう」と言われて、「はい、そうしましょう」ということになるかです。
苦労を見ていない、兄弟は、「当たり前だろう」「同居しているメリットがあるのだから、それは当然とか」いろいろ言いだす。
一方、介護に関わった兄弟は、「冗談じゃない、兄弟で平等などとんでもない、少し多いくらいでは、釣り合わない」など、言いたいことが山のようにある。
2人は同じ景色を見ているわけではないので、自分の方が法律的に正しい、平等が正しい、むしろ譲っているくらいなのに、何を言っている。とんでもない。
こんなことは、争いは、沢山あります。
介護は、非常に問題になりやすく、争いを生みやすいことでもあります。
親に遺言を書いてもらうことは、現実にはかなり難しい。
「私に、早く死んでもらった方が良いのか?」と言われがちで、気分を悪くされる。
親も自分が死んでからのことは、さほど関心がない人も多い。
ところが、「介護のための遺言」であればどうだろうか?
介護であれば、親も自分が生きている時のことである。無関心ではない。
介護の費用や担当を、誰がどうするかを決めておくことは、自分のこととして考える。
事実、後で相続になったとき、実際介護をして、大変な思いをして、費用も負担したのに、離れて住んでいる人には、それが兄弟に伝わらないことによって、争いが生じる。
介護のことを、明確にしておきたいという理由で、遺言の作成をしてもらうのは、親にも行動してもらいやすい方法です。
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介護のことが、全く書いていない遺言が多い。
書いてあったとしても、よろしく頼むとか、誰かに頼むと言う程度。
これでは、頼まれた方も大変です。
また、遺言もなしに遺産分割にでもなれば、もめるのは必至。
お互いが見えていないから、自分が正しいことを言っていると思っていれば、落としどころがない。
遺言では、金銭面や精神的なことまで考えて、具体的にどこまで書きこむことが出来るのかがポイント。
これを充分考えて書くには、それなりの知識や経験も必要。
また、将来を想定する能力も必要です。
このようなことを考えた遺言や相続対策は、ほとんどないですが、ここは大事です。
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